ふーみんの無限世界

エッセイ、詩、小説の可能性を信じて

仲良きことは

長年連れ添ったカップルは、似た雰囲気を醸し出していることがあります。
外見だったり、性格や考え方も似てくることがあったりします。
少し前の新聞記事で、なかなか興味深いことが出ていました。


男女二人の皮膚の表面にいる微生物を調べれば、同棲中なのかをおよそ9割の確率であてることができる、というものです。カナダの研究チームがアメリカの微生物学会の専門誌で発表したものです。


人間の皮膚には多くの微生物がいますが、それらの組み合わせは個人の体の部分によって少しずつ異なることがわかったのですが、これを調べることで、同棲中かどうかわかるというのです。


もともとは血のつながりのある家族ではないのですから、遺伝的なものはかなり違うはずです。一緒に暮らしているうちに似てくるものなのですね。


食べるものや、住んでいる環境が一緒なのだから、ある意味当たり前かなとも思いますが、なんだかその記事を読んでほっこりしました。
ちょっとうらやましいなあ、と。
仲良きことは美しきかな。(by武者小路実篤)