ふーみんの無限世界

エッセイ、詩、小説の可能性を信じて

真夜中のドライブ

他愛ない話が途切れて


高速で移動する小さな空間で


二人は静かにただ前だけを見ている


闇の中で、無数の光の中を


飛ぶように滑っていく


二人だけのこの瞬間


ずっとこのまま


このまま二人でいられたら


目の前の闇に


なにが待っていても


二人でこのままずっと


溶けて一つになるまで