ふーみんの無限世界

エッセイ、詩、小説の可能性を信じて

めいちゃんに会いたい

4月23日に、めいちゃんが亡くなりました。
4月初めに狂犬病の予防接種を受ける際に、心臓がだいぶん弱っていると言われていました。
あと3週間ほどで満15歳になるところでした。
吠えないし、誰にでもフレンドリーで、とぼけたところのある、食いしん坊のかわいい女の子でした。
子供たちが独立し、慣れない土地に一人で越してきた私が、寂しさに耐えられたのは、この子のおかげです。
今でもまだ、時々気配を感じる気がします。
最後の3日間は呼吸が苦しそうでかわいそうでした。
動物病院で注射などもしてもらいましたが、息を引き取りました。
最後が来た瞬間、私にもわかりました。
名前を呼んで頭を撫でて、体にくっついて離れませんでした。
名前を呼び続けましたが、行ってしまいました。
呼吸が止まって動かなくなっても体があたたかい間、手を握って、体を撫でていました。
もうそこに魂が無いことが信じられませんでしたが、だんだん固くなっていって、もうこれは、めいちゃんじゃない、めいちゃんの抜け殻なんだと思いました。
今はここに小さな骨の欠片だけがあります。
毎日写真に話しかけます。
ときどきものすごくめいちゃんに会いたくなります。
頭を撫ぜて、だっこしたくなります。
寂しいです。
写真に向かって、こう言います。
めいちゃんが一番かわいいよって。